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このたびは私たちの教室に興味を持っていただいてありがとうございます。

私たちのグループは正式な名称を Teaching Musical Understanding を略して、TMUという名前です。

自由と独立を謳ったアメリカのメソードです。

音楽には曲を作ること、演奏すること、聞くことの3つの機能があります。このどれが欠けても音楽は効果的に学ぶことができません。言葉を習い、組み合わせて文章を作っていくように、音楽も一つ一つの要素を教えれば、自分の選択で音楽を作っていくことが可能です。今までは演奏至上主義と言われる演奏がうまければとにかく良しとされることから一歩ふみこんで、音楽を理解した上で、自分で作曲したり,人の演奏をより深く聞く耳を育てる。それは同時に演奏することも、自ら主体性を持った楽しい音楽との交わりへと変わって行きます。譜面を読むことに加え 身体,全身で音楽を感じ、友達と思いっきり歌う、助け合って音楽を創る、そんなことを重視した教室です。

TMU Teaching Musical Understanding のメソードついての歴史

アメリカでの音楽教育では、リーダーシップをとるイリノイ大学の流れで、これからの世界をしっかり目を据えた非常にユニークなメソードです.  Constructivism と呼ばれる個人の独立を目指すアメリカ教育原理を音楽の分野にそのまま応用し、そのメソードを確立しました。 

 

このTMUメソードはミシガンではオークランド大学を起点に音楽教育の分野で本流になりつつあります。多くのミシガンの先生方も共鳴を受けてオークランド大学から世界へ向けてどんどん成長しているものです。Jackie,Wiggins博士は(私たちの師です)international Conferenceやアメリカの全米音楽会議、さらにISMIと呼ばれる世界音楽教育者会議でも指導者として高く評価され、昨秋はオークランド大学主宰の音楽会議に世界から指導者が集まってより良い音楽教育をめざして活発な意見交換、あるいはTMUのリサーチが発表されました。私もスタッフもTMUメソードで教えられることを大変誇りに思っています。

 

Wiggins博士はヤマハ、オルフ、コダーイなど、世界中のメソードに精通してよい部分、欠点を切磋琢磨して、サイコロジーや他の分野の教育に置き換えで音楽教育を考え直しました。簡単に言うと音楽には、演奏、聴取、創造の3つの役割があり、どれ1つとして欠けても本当に効果的に音楽を学ぶ事はできません。 譜面を読むだけでなく自分で音を選び、創造できることはとても素晴らしい事だと思います。聴取(聴音)も少しづつ詳しく聞いていってよい耳を育てます。 教育の中でのPeer Support(同年代で助け合う)の重要性、(なぜ個人でなくPairでやるか)作曲、即興の導き方、現在まで続いている演奏至上主義の欠点など、オークランド大学で私の根っこになることを学びました。

 

この教室で作曲されたものをConferenceで発表したりしています。オークランド大学の先生たちとともに意見の交換があったり、第一線で活躍する演奏会の情報をいただいたりオークランド大学とつながっています。楽器もなるたけリソースとして、子供たちが豊かに経験できるよう いろいろなものを取り揃えています。子供達に音の広い幅を与えるのも大切な要素です。 自分の力で、音楽を分析しながら、聴くことができること、即興演奏ですぐにお友達の楽器に合わせて自分で音をつくれること、作曲ができることなどが、他のピアノ教室と大きく違うところかもしれません。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

***何かお気づきの点、ご質問がありましたら、下記まで(又はレッスンの時に)ご遠慮なくお聞き下さい***

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